2023年度分子研異分野技術交流セミナー（第５回）

～ 分子構造解析のNMR活用 ～

【日時】2023年10月20日（金）14:00 ～

【場所】Zoom meeting （＠分子科学研究所 研究棟 301）

【主催】文科省マテリアル先端リサーチインフラ　

【共催】大学連携研究設備ネットワーク

【参加登録】https://registration.ims.ac.jp/exchangeseminar1020

【定員】60名（締切：定員数に達し次第）

【講師】越野　広雪（理化学研究所CRSR 分子構造解析ユニット）

【演題】NMRの依頼分析で遭遇した問題と解決策

【概要】30年以上、理研の研究支援部門で溶液NMRの依頼分析や共同研究において遭遇した問題とその解決した方法に関して、幾つかの話題を選んで紹介する。例えば、依頼されたNMR試料の1H NMRを測定すると解析が困難と思えるほど信号がブロードに観測される場合がある。信号がブロードになるには様々な理由があるが、構造情報もない状況では試行錯誤することも少なくない。試料に含まれるマイナー成分の構造解析を行う場合、単品では問題にならないが、主成分の信号が解析を困難にすることは極一般的である。予想構造の情報はNMRの測定と解析には重要な情報であるが、その構造が間違っている事もある。実際構造訂正研究に関わった経験など、有機化合物のNMR解析で活用できそうな有用な事例を講演で解説する。

【プログラム】(講演45分、質疑応答15分)　

14:00 ～ 15:00  測定編：測定条件と測定法の選択

15:00 ～ 15:15  休憩

15:15 ～ 16:15  解析編：構造決定と構造訂正研究

【問い合わせ先】賀来 美恵  [mkaku_at_ims.ac.jp (at は＠に変換してください)]

【分子研HP開催案内】https://www.ims.ac.jp/research/seminar/2023/09/29_6016.html